ごめんね

ごめん ため息しかつけなくて ごめん どうやっても割り切れない 巨大な素数みたいな 悩み抱えてしまって ごめん 君には 何にも関係ないのにね ごめん どうすればいいのか聞いて ごめん 僕でしか 解らないことなのに 訳解らないことなのに 少し語気が強くなっ…

さくら

さくら なぜ咲くのだ さくら 咲いてしまえば 別れが来るというのに さくら なぜ咲くのだ さくら こんなときに 美しい花を咲かせるなんて 痛みすら 悲しみすら 僕の未来すら 溶かして 消える あの花の下で もう一度 もう一度 会いたくても そんなワガママは …

1月2日、晴れ。

空が蒼すぎて いけない 空が眩しくて いけない もう 私には そのすべてを 受け入れる自信すらない 生きる意味が希薄になって 時間が早く通り過ぎて 思い出の影も残らずに ああ みんな消えてしまえばいいのに 西の海から風が吹いて 街の背中を丸ませて こんな…

指輪

彼女が忘れた 指輪が コロンと転がっていて なにも出来ない 僕を じっと見つめている ある日晴れた午後に せわしいメールが 何度も 運転なんかできないくらい 僕以上指輪 なんだろうね このまま会わないっていうのも なんか ヒドい人間みたいで 結局はこの指…

文庫本

たとえば 古びた文庫本 僕の 人生なんてもの 付箋貼ったとこ見るものだから 寄れて崩れて 見た目も悪い あの頃は輝いていた やら あの頃は無惨だった やら 酒のつまみにも ならない話 たまに愚痴れば 本棚に仕舞う ねぇ きっときっと そうだよね 華やかな色…

あともどり

なんていうか せつなくて わらっちまうくらい なにもかも すてちまって おもいでも まとめてすてちまおう きみのあいそわらいもかれはてて にがむし かんじまったくらい なにもかもいろあせてしまって きょうも かんたんにおわっちまうんだ せめて せめて 3…

紙飛行機

ああ 何一つ変わり映えしない街だ 笑い声一つで 苛立ってしまうんだよ 肝心で いいところの ピースを胸に 潜めているんだ 笑い話だよね 置いていった日記には 未来のことが書いてあって 不甲斐無かったよね うまくいかなかったよね 行きたかった場所は 山ほ…

ニシのおばちゃん

いつもニコニコしながら 近づいてきた ニシのおばちゃん オヤジさん いきなり亡くなって ふさぎこんで 家から出てこない いつも帰り際 家を見る いつもより 照明が暗く見える 僕の風邪を過剰に心配してくれた ニシのおばちゃん 出てこない こんな時はいつも…

さよなら

今年はおめでとうなんていわないつもりでした でもね 僕はこんなやつだから許してやってください きっと いろんな人からいわれてるだろうけど 僕にも 最後のおめでとうなんて言わせてください 最低で 最悪で なにも誇れない19才の秋から タイムトリップして…

後者

なんとなく 笑ってみた なんとなく 話してみた そして 誰かを 傷つけた 僕は なにも したくなくなった なんとなく ばからしくなった なんとなく むなしくなった そして 僕は無気力になった 僕は 袋小路のなかに いるんだ 大切な人がいる どうでもいい人もい…

君の空

僕は君の空を知らない だから 君の事をほとんど 知らないことに なってしまうんだろう 君が去った後 君が 多くのウソをついていたこと 知ってしまったよ なぜそんなこと したんだろう 帰れない過去も見えない未来も なんとなく自分のことだけだって 思えばい…

雨の日とワイン

またあなたが壊そうとしている ここに書いているものはあなたのことばかり またあなたが壊してくれる ひねくれたココロも真っ直ぐ見てしまう あなたと僕 何がしたいのかわからない 時間が止まった休日の中で もう4人目はいないよ 風で捲れた日記はもう見たく…

何処に

あなたのことを思っているのだ つまらないことをさらけだすのだ あなたのことが忘れられないのだ ゆっくりゆっくり思い出してみるのだ 交差点 あなたのつくった交差点 下り坂にいくか 昇り坂にいくかは あなたが決めなさい あなたしか出来ない それは それは…

空は遠い 遠すぎる 夢は儚い 儚すぎる まだ 全てではない気がする もう 全てのような気もする 僕は景色の無い風景を歩いていく

かなしくなる

十分 僕は生きてきた と思うんだ でも なぜ こんなに 深く かなしくなる かなしくなる 時間が経つたび 戻れなくなる でも もう なにも求めてはいないんだ ココで 全てを ありのまま かなしくなる かなしくなる それでいいのかって 聴きたくなる 信じられない…

そういうこと

年をとるのが楽しい なんて 多分 僕にはいえなくて でも もし あなたがそばにいたら そんな台詞 言えるのかもなぁ ブログの向こうにある 光の世界 僕には信じられなくて こうなってしまったのは 僕のせいで 戻れないのは つくづく 理解してる 運命なんてもの…