2004-08-01から1ヶ月間の記事一覧

彼(3)、13日の話(1)

彼が死んで10日が経とうとしている。今の僕は到底彼には及ばない。彼を聖人化しないように受け止めることは僕にとって難しいことだ。でも、そうしなければ向き合えない。13日の話を少ししよう。僕は朝9時に長崎を発った。大浦という場所から出島道路を通って…

彼(2)

人生とはこういうものか?僕は問う。 何か虚しくなってしまう。彼は一つの事件を起こし、僕に大きな意味を問うのである。細かいことを書きたいのだが、その後切なく忘れてしまう行為に手を伸ばしそうなので今は止めておこう。 僕はあのあと静かな街に行きま…

彼(1)

彼は遠い遠いところに行ってしまった。多分、僕はそこには行けない。そこに行くには罪が多すぎる。 ふぅ、と溜息をつく。くだらなく大きいものに引っ付いて離れない友人を見るにつれ情けなくなる。現実はそんなに苦しいものかい?理想はそんなに切ないものか…

結局、

これは極論かもしれないが、俗に「勤務時間」というものが完全に定まっている仕事がある。アルバイトはそれにあたるが、それは「アルバイト」だからである。責任の外にあるから時間が区切れるのである。 最近財布を落として警察署に取りに行った。土曜日に病…