のはなし

伊集院光の「のはなし」を読む。
「あ」から「ん」までの五十音で並べられた82編のエッセイ集である。
僕は伊集院光のラジオのヘビーリスナーである。
つまり、彼のラジオをアホみたいに聴いている。
だからって訳じゃない、めちゃめちゃ面白いのである。


彼は高校3年生の3学期に退学した。そう、肩書きは中卒なのである。
なのに、今すごく人気のあるクイズ番組では「インテリ芸能人チーム」
の一員になっているのだろうかってことである。
相当な読書家であることも知られる。でも歴史物がものすごく苦手である。
彼は落語家三遊亭楽太郎の弟子になる。アルバイトの結婚式の司会等で
どんどん話術をふくらまかせ、ニッポン放送ラジオパーソナリティーになる。
今はTBSラジオの人気番組のDJである。
知る欲求、話す欲求により、素晴らしい脳の回転を持っているのだと思う。


「昔よりラジオに対する気持ちが薄くなっている」なんて言うリスナーも
もちろんいる。昔がものすごく過激すぎたのだ。
リスナーからの投票で山奥に後輩の一人を置き去りにしたり、
直腸洗浄機を刺しながらラジオをしたり…。
今も面白いって思うんだけどなぁ。そんなんじゃないかなぁ。


実は長崎では彼のラジオを聴くことが出来ない。
昔は映像共有サイトで聴くことが出来たのであるが、
TBSってのが以上に著作権に厳しい。パクリ番組ばっかりやってきたTBSがである。
いち早く映像、音源を削除しやがるのである。
今はどうにか何かしらの方法で聴いている。
インターネットでもPODCASTによって一部は聴くことが出来る。


ラジオを聴けないのであれば、この本を読むしかないと思う。
いや、出来ればここに少しだけでも書きたい気分です。

のはなし

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