遺跡の人。

クリスマスイブってやつですね。
僕には何にも変わらない単なる祝日です。
昨日も一昨日も忘年会でした。
忘れたたまるかって年なので、忘年はしません。

「遺跡の人」という本を買う。マンガです。
しかし、作者の名前に驚く。わたべ淳である。
あの「レモンエンジェル」を書いたあの作者だ。
マンガ家の軌道から外れた男が遺跡発掘の仕事に従事する…
って内容なんだけど、とにかく作者名に驚かされた。
「レモンエンジェル」は僕のあたりの人間にとっては
思い出の本だ。そう、ちょっとエッチなマンガだった。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
こんな本でまた彼と会うとは思わなかった。
それも、エロは一つもない発掘現場のエッセイに近い作品である。
しかし、この作家の書き方は柔らかいタッチなので
本当に読みやすい。画力はもちろんある。
でも週一のマンガ専門学校の先生をやっているにかかわらず、
学生の作品にやっかんだり。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
人には少しズレた道を歩かねばならない時があると思う。
僕もいろいろ脱線した人間で、最近もちょこちょこと脱線しながら
切り返して路線に戻っているしね。
大きくはみ出してもいいですよね。ちゃんと戻ってくれば。
「遺跡の人」結構いい作品です。しかし、エッセイの枠からは飛び出していません。
ほうほう、そんなこともあったのね。として読んでください。
しかし、この本の帯。「元売れっ子…」はちょっと可哀そうです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
また見たい漫画家もいますね。「みやすのんき」さんとか。
「やるっきゃ騎士」は青春の書です。
そんなもんです。男ですもの。

遺跡の人 (アクションコミックス)

やるっきゃ騎士 1 (ジャンプコミックスセレクション)