星守る犬。

いやはや、今日の天気は訳がわからない天気でしたね。
夜になって大雨が降ってくるし。
明日まで仕事です。


星守る犬

星守る犬

最近少し話題になっていた「星守る犬」を買いまして、
早速読んでみました。
実は読む前にレビューを読んでたんですが、
あえてアンチばかり読んでみてこの本を読んでみました。
作者の村上たかし氏の作品で短編ものを読んだのは初めてでして、
「4コマのもの」しか(または「2ページもの」しか)、読んだことがありませんでした。


犬を擬人化して、犬のままで表現すること。
これはなかなかあり得ない。でも、それができる人はいる。
でも、彼は表情さえも犬の表情を通して擬人化してしまっている。
これはあり得ない。「チーズスイートホーム」でも出来なかった業である。
擬人化して犬が出せない表情を出すマンガは多々あれど、
この「ラッキー」は「犬」なのです。
犬の表情の観察力がすごい。犬好きには堪らない。
その上、二つ目の話に出てくる犬の「ルールわからないんだけど…」には
ちょっと…やられました。それはないよ。狂おしいよ。


確かにパパの方向性には疑問は出てくるのは間違いないのですが、
最後らへんの「悪」はないみたいな見せ方にもちょっと…とは思いますが、
それ以上に秀でているものが多々ある本になっています。
表情の描き方はすごいです。ええ。
このあと「バグマン」の4巻を読んだんですが、目がチカチカしてしまいました。