ある朝スウプは



「ある朝スウプは」という映画を観る。
パニック障害を起こしてしまった男とそれを支えようとする女。
はっきり言ってこの映画は切ない。
100%純愛映画ということになってはいるが、
それはあくまでも女性目線であると思う。
途中にある「男が女の頭を引っぱたくシーン」は観ているこちらにも
痛みすら伴うほどの切なすぎるシーンで、
許される度合いと心通わないそのせめぎ合いは、
2人という本当に小さな単位で起こる一番悲しい出来事のように思えるのだ。
僕は男なのに、完全に女性の方に傾いて観てしまった映画だ。
あまりに男が卑怯すぎる。
あんなに愛してもらっているのに。
どうも、この映画の余韻が嫉妬に変わってしまう僕がいて、
本来の真意と違ってしまうのだ。


この映画を観られる方は、ゆっくりと時間を費やせる必要があると思う。
画は「雑で綺麗」。
一緒に飯を食うことについて考えてしまう映画…でもある。
いろいろな意見を聞くが、「タクアンがうまそう」という意見には賛同しそうだ。


この映画を観た後に「14歳」という映画を観るとまた違う感想を持ってしまうのかなぁ。。
とおもったりする。