迷っているうちが華

結局のところ、僕はいったい何をすべきなのか?と自問自答している。
選択肢はそんなに無限大にあるわけではない。
金銭、時間、年齢のリミッターが十分存在しているので、
何もかも出来るわけがない。
特に何の長所があるわけでもないし、「中の下くらい」の人生を生きていると思う。
満足なことは生きているということだ。それはとても重要なことだと思う。
多少なりとも倫理観は持っている。優しくしたいしたいし、優しくされたい。
どこかの殺人鬼のように、そう簡単に人は刺せない。
そう、どうにかこうにか生きているのである。

確かにそれはすばらしいことだ。なににも代えがたいものだ。
でも、生きていくというのなら、本当に燃えたぎる何かが欲しい。

古谷実氏がヤングマガジンに連載している作品は、
自問自答しているかのように思える。
「本当になりたいものはなに?」とか、
「結局のところ、なんなの?」とか。
迷っているうちが華なのかも知れない。余裕があるってことなんだもの。