平坦に構える。

自分が自分でない気がして、どうしても納得できないことがある。
今の僕は何に対しても本当に「感じれる」ものがなくて、
余韻さえも起こらずに、無音室の中にいるような圧迫感さえある。
そういえば、最近人を好きになっていないことに気づく。
自分に洗脳をかけて人を好きなったあのときからだ。
申し訳ないほど僕は愚かで、最後には情けなくなって涙が出てきた。
万札で頬っぺた引っぱたく恋愛は嫌だし、
単に素朴に生きていたかったあの時代、僕にはあの頃の
「間違っているのに、それを突き通す力」がなくなってしまっている。
それは若さなのか?って言ったら老いてしまう。
だから、そんな時もあったと平坦に構えるのだ。
    
高校生の僕がいたら、「大きな過ちでも冒したらいいのに」と言ってみる。
犯すではなく冒すである。あえてぶっ壊すことが必要だったとおもう。
高校の時に学んだことは特に今の僕に影響を及ぼすものではなかった
かのように思うのだ。
おかげで高校の思い出はほとんどと言ってない。
唯一残っているのは演劇部の思い出だけだ。
あとは忘れても生活に支障がない。いや、覚えている方が体に悪い。
    
朝一番に丸山のラブホテルで短大生2人自殺の話が入ってきた。
奇妙な事件だ。何故丸山なのか?なぜ短大生なのか?
妄想代理人」では幼い女の子と老人、同性愛の筋肉質の青年が自殺サイトで
知り合う話がある。
老人と青年は女の子に自殺をさせてなるまいと逃げ惑う。
廃墟の中で練炭自殺しようとしても廃墟は取り壊される。
そして女の子が喜ぶあまりに、三人で旅を満喫してしまうのだ。
しかし、この事件ではこの短大生同士は友人とのこと。
アンダーグラウンドな話ではないようにさえ思えてくる。
非常に複雑かつ単純な動機であったように思える。
それも一人は絞殺、一人は首つりである。
心中…といっていいもんだか…。この話の展開があれば知りたい。