寒い、寒い、寒い。

桜もいつしか消えてしまいましたね。
 
体調が芳しくないのはわかっていたことだが、
今日は不眠とぶれが混じり合って寒気になった。
悲しいほどネガティブになる。いつものことだ。
 
ウチの家路は細い道なので人が相互に通れない場所がある。
今日のような雨の日は特に傘があるため通れない。
だから、お互いが譲り合うのである。
年功序列…みたいな感じで譲り合う。
しかし、今の学生はそれをまったくしない。隙間を狙って走りこむのだ。
なんとなくだが、昭和生まれと平成生まれの違いを知ったような感じになる。
情より大きいものがそこにはあるのだ。
まるで、戦前戦後の人間が少し違ってきたかのようなギャップがあるのだ。
 
昨日、ここ最近亡くなった有名な方の人生を振り返る番組があった。
とある写真家が、高齢のときに生まれた子供に残している言葉があった。

「悪い人間なんかいない、悲しい人間がいるだけだ。」
 
確かにそうかも知れない。素晴らしい、要点を付き捲った文章だ。
しかし、少し悲しいのは今の人間に通用しなくなっている…ということだ。
最近の事件を見るたびに、昔ほどの悲壮感のある背景を持った事件は少ない。
短絡的で、意味も存在しない。
そこには変な思想さえも絡んできたりする。
 
「情か金かと問われれば、情を取る人間になりたい。」
 
僕はそう思ったりするのだ。