いやはや、すごい。

島原に続く道。あまり意味はない。

今回ばかりは「ドォーモ」を褒めなければならない。毎度毎度、チープすぎる内容に舌打ちだったが。。今回の重度の視力障害者の「りえちゃん」だけでも感心したのに、全盲の70歳のお母さんの「唐揚げ」の料理には…。いやはや、人間というものはいかに研ぎ澄まされるものなのか。五感という、いや、四感というもののすばらしさ。二人とも20代に視力をなくしているのにもかかわらず、何か美しい。そのお母さんがこういうのだ、「神様が1分間だけ視力を戻してくれるなら、子供の顔が見たい。どれだけオジサンになったか」なんてことを。そのうえ、「りえちゃん」の可愛いこと、可愛いこと。彼女は徐々に視力をなくし、今はコントラストしか見えない目もどんどん全盲になっていく運命なのに笑顔を絶やさない。できないことを数えるよりも、できることを数えなさい、と言われたことを希望に生きている。
省みると、自分が恥ずかしくなる。暑さと疲労で動かない体が。吐き気と頭痛が支配している。
喜びは些細なところにある。そこにはスパイスの効いたジャンクフードではない、新鮮な生野菜があるのだ。

最近いろんな女に出会ったが、世の中のスパイスばかり食べていて、僕に言わせりゃ不感症だ。性という鎖で留めておくのだろう。チープで幼い。そのうち腐れきったものもスパイスの魔力で口にしそうだ。それはそれで構わない。腹でも壊したほうがいいみたいだ。
最近あった男たちは馬鹿ばかりだ。どうしようもないガラクタばかりだ。まあ、僕もその中にいるのだけどね。