ハエよ、黙れ。

今日は仕方ない仕事だった。
ただ暑いだけだった。心も体も力をなくす。
帰りの道で原付バイクに乗った若者がワゴン車に轢かれていた。
肩を打ったのか、左手で右肩を押さえたまま、
横断歩道の上で悶え苦しんでいた。
僕はこう思った。
「何だ、死んでないからまだマシだ」
結局のところ、フルフェイスのヘルメットを被っていたために頭部に損傷はないはずだし、
見た感じ飛ばされた形跡もないので、肩の骨にヒビ、首の捻挫ぐらいが妥当なところだろう。
大体原付バイクが左折の車に突っ込んだんだろう。それでも車の方が悪いってのは
なんだか納得行かない気がする。
車の運転手の後方確認が怠っていたからだ、というのは確かにそうである。
しかし、バイクの横暴な運転は最近特に目に付く。
堂々と車線のど真ん中を走るわ、足をブラブラ(今日は足を組んで運転するバカがいた)させてる
ヤツもいる。…もっと試験を難しくすべきだ。エンジン音もうるさいし。
ちなみに僕はバイクを(特に原付を)「ハエ」と呼んでいる。ブンブンうるさいからだ。