何かを、

今、何かを掴もうとしている。
ある人はこう言う。
「この世の中に天国も地獄もあるんだ」
確かにそうかもしれない。
とある映画ではこう言う。
「死は生の前提として存在するんだ」
確かにそうかもしれない。
人は何かを言ったとしても、事象はその域を超えてしまっている。
それが「事実は小説よりも奇なり」と呼ばれる所以だろう。

僕は少しだけ長い文章を書いてみようと思う。
始めに「超短編」から始めてみようかとも思っている。
実は「超短編」は物書きにとっては非常に難しいもので、起承転結を一気に出さねばいけないものである。まあ、詩もそういう類に入るかも知れないので…書くだけ書いてみようなんて思っている。

つい最近まで戯曲を書こうとしていた。
戯曲というものは文章に直してみると非常に幼稚になる。説明、年齢層がそうさせるのだ。
ファンタジー、推理系が多いのもそのせいで、いかにもってものが有名作、駄作に見られる。
それを打破してみたかった。でも、それは今の現存する劇団では非常に実験的で、アングラに近いものになってしまう。
だから僕は文章から始めることにした。
今まで書き溜めておいた詩も小出しにしていきますが…期待せずに静観しておいてくださいね。