Thee Michelle Gun Elephant

今日、突然ミッシェル・ガン・エレファントが聴きたくなってしまった。
精神と精神の隙間が生まれて、30分もがいてしまったからかも知れない。
暑い日々の中、車中の人になっていた。
一息つこうと自動販売機でお茶を買い、裏道の木陰でエアコンを入れて
休んでいた。煙草を少し吸って、ノートに気づいたことを書いているとき、
一人の男が近づいてきた。
「うるせぇだろうが」
頭の中が「?」になった。
「エアコンだよ」
ああそうか。エンジンをかけたままエアコンをかけていれば異音がする。
しかし、彼は10m位離れた家から出てきたよな…。そんなに音が聞こえる家なのか?
「ああ、すいませんでした」
僕はエンジンを切った。むっとした熱気が車を包んでいる。
その男は小柄でぎょろっとした眼を持つ40男だった。
よくよく考えてみるとカタギではないような面だった。
そのままずっと僕の目を見ている。
「早く行けよ…早く行けって」
謝りましたですやん。休憩したいだけですやん。
エンジン消しましたやん。暑いですやん。
僕も瞬きせずに見続けることにした。じーっと見ました。
馬鹿そうだなぁ。アル中かなぁ。少しイッてるんでシャブ中かなぁ。とか思いながら。
すると1分後、ブツブツ言っていたその男は目を反らしたんです。
車の後ろに書いてある社名を見に行ったのです。
おいおい、それは反則ですやん…。
あー馬鹿らしい。面白かったのに。行くしかないじゃん。
会社だけはこんなやつに汚されたくない。めんどくさいし。


暑い日の平日に家にいる40男。
確かにうるさかったかも知れない。
でも、なんでこんなDQNに朝から会わないといけないんだ。
こんな日はミッシェル・ガン・エレファントを聴きたい!
あのおっさんの耳元でマジ声で「スモーキン・ビリー」歌いたい!
「G.W.D」でもいい。

もう、ゴメン。おっさん、悪かったよ。。