北野武監督が言いたかったこと。
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これははっきりいってデカダンスの域に達している。
デカダンスとは「破壊」である。北野監督が言うように
「現在の映画は破壊されないといけない」というのが
すごくわかる。
井筒監督が「三丁目の夕日」を商業映画だって言ってたけど、
この映画で「あんたのも大して変わんないんじゃねえか?」って
北野監督が言ってそうで面白い。
僕は「パッチギ!」は観ません。今後一切観ることは無いでしょう。
在日専属監督の映画なんて観ませんよ。
北野監督は今までの映画もろともぶっ飛ばして、
「はい、これでおしまい」って言いたかったんだろうなぁ…って
思うんですよ。「今までのは全部チープ。ほら、あの映画も…」
みたいな。本当にすごい賭けをしたような気がしてしようが無いんです。
それだけにこの三部作(TAKESHI'S、監督ばんざい、未公開作)
の二本目はえらいことになってますね。
あの伝説の「う○こ映画」(みんなーやってるか!)みたいになってます。
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はっきりいいます。北野監督はこれを「撮って」満足してます。
「一回」観てもらって満足してます。もう、それでいいんです。
僕はこの作品を「三回」観たいって人間がいたらこう言います。
「二回で止めてたほうが良かったでしょ?」って。
簡単に真意は読み込めるようになってますので、
「三回」は観なくていいようになってます。
ですから、何回も観なくていいんです。
とにかく、北野監督は壊したかったんです。
それを彼の得意とする笑いでやったまでのことです。
ですから、お笑い映画なんですよ。
松本人志監督の作品とは意味づけが違います。
彼のは作ってます。壊してません。
だから、比べようが無いんですよ。