雪浦ウィーク

滝はいい。

今日は高校時代の同級生である、Iさん(ブログや掲示板で呼び続けているので、このまま敬称略)と雪浦ウィークに行って参りました。と、言っても非常にマイナーな話なので、どういうものかを説明せねばなりません。
雪浦ウィークとは、西海市(旧大瀬戸町)の南部の集落である雪浦にて自然に拠る生産や創作品を通して交流を深める…といった趣旨で行われているものです。
実はこの雪浦ウィークの行われている範囲が非常に広く、一部しか行けなかったのでほんの少ししか感想が言えませんが、一応書いておきます。
まず向かったのは「アトリエ タナカタケシ」。風景画、抽象画のギャラリーでありました。梁や桁が太く、黒光りしたその民家は築100年とのこと。庭先には小鳥がさえずり、作者のタナカ氏と奥様がおいしいハーブティーと共に迎えていただきました。このタナカ氏は雪浦ウィークの地図を描いた方で、柔らかな風景画のタッチと聖書をテーマとした力強い抽象画がとても印象的でした。僕が特に印象に残ったのは抽象画で、大胆な構図でシンプルな図形、強い色づかいは「確固たる自信」に包まれているようで、僕には真似できない芯の強さを感じずにはいられませんでした。とても興味深いお話を聞かせていただきましたが「傍にあるものを表現する」ことは「いかに真実が傍にある」ためにとても難しい、ということを感じました。
川添酢造」ではフォルクローレのコンサートが行われていました。Iさんが言うには「この曲は雪浦川をモチーフに創られた曲とのこと。そのあとに訪れた雪浦川はゆっくりとした流れで、確かに曲とマッチしていたように思えました。
リサイクルテクノ工房」は初期の頃のタモリ倶楽部に出てくるようなちょっと偏った空気感を感じずにはいられない…場所でした。来ていた中年集団がやたら毒舌を発していましたが、そんなことはないですよ。たぶん、うん。
そこから車に乗って、「つがね落としの滝」へ。約4kmの山道をIさんのフォルクスワーゲンで登っていきます。対向車がないのでそんなに見に来ている方がいないのかなぁ…と思っていると、駐車場には十数台の車が…。滝つぼのない滝はこないだまでの雨のお陰で水量が増し、子供たちがわいわいと水遊びをしておりました。
最後は「音浴博物館」。入場料500円を払うと、凄い数のLP盤。海外のものから国内のものまで…エルビス・プレスリーのハワイコンサートのLPとジャニス・ジョプリンの名曲「サマータイム」を聴いてきました。いやぁ、癒された。山奥にあるのもいいが…ちょっと遠すぎ。
久しぶりに濃い休日になった。ありがとう、Iさん。