病に臥せる。

flowtime2005-02-03

月曜日、とある大きな病院に行く。待たせられるのは覚悟の上である。とはいえ、やはり待たされる。老人が90%の待合室において、どうしても以下のことを考えてしまう。はっきり言って極論であるが、そんなことでも考えてない限り、その待合室に待つ気にはならないのだ。
なぜ、「老人病院」指定病院を作らないのだろうかと。その方がいろいろと便利になるのではないか?と思ってしまう。朝早く来て、まるでレクエイションをやっているかの老人にはそこに行ってもらう様に出来ないものかね。と。自分も老人になるわけで、そういうことは致し方ないことなのではないか、と。
はい、極論終了。しかし、この老人臭は物凄いなぁ、と。酸っぱいような、埃っぽいような。その威圧感に凄く気分が悪くなり、ベッドに寝かせてもらうことに。
ベッドのある部屋には中学の保健室にあるような小さく、少し高いベッドが3床あった。奥のベッドは誰かが使用しているようで、カーテンの向こうから乾いた咳が聞こえてきた。僕は真ん中のベッドに腰を下ろし、ジャンバーを着たまま横になった。約5分後…。ピコピコ、ウァウァウワァー…ウワウワウワァー…。。隣のカーテンの向こうで電子音が。それも結構大きな音で。ベッドの下を覗くと、薄汚れた白い運動靴。…「中学生のガキが、ゲームしてやがる」。僕は咳をする。頭が痛い。ウァウァウワァー。頭が痛い。ピコピコ。僕は咳をする。頭が痛い。ウァウァウワァー。…。
「ゲームやめろぉ!コラァ!!」
頭痛いときに怒鳴らせないでください。少し楽だったら、整形外科の方に行けねばなりませんぞ、クソガキ。ピタッと止まる電子音。はい、おやすみなさい。
診察室に呼ばれ、血液検査とレントゲンを撮る。注射打つの、ヘタですね。以前、大阪にいたときに看護士なりたての方に打たれたことがありますが、その数倍痛いです。あ、ビジュアル的なものかもね。また、待合室に戻る。30分待つ。名前を呼ばれる。診察室と待合室の間の1畳ほどの部屋に通される。…そこで、40分経過。看護士に「まだですか?」と尋ねる。「病棟に行ってます。すぐ戻ると…」ハァ?終わってから行けや。上着を着たまま診察室に行くと、医師、看護士に脱がすように鼻で指示。確かに待合室に書いてあったが、「80分も90分も待たせやがって、風邪引いてるっつうねん」と思わず口走る。看護士、かわいそうに思ったのか、バスタオルをかけてくれる。聴診器を背中に当てるときに邪魔だったらしく、「それ取ってくれるかなぁ」…。処方箋が10分経っても出ない。
プチン。切れました。帰ろ。金なんか払えるかぁ!階段を下りている途中、走ってくる看護士。「はい、処方箋」

…そりゃ悪化するって。今週は休みます。熱が下がんないもの。