「いつか読書する日」を見た日。

いつか読書する日」は意外と良かった。あまり期待していなかったのもあったけど、
邦画らしい切なさが満ち満ちていて、とても映像の中に入り込めました。
長崎を架空の都市に変えてしまったのはつまらなかったけど、
本当に長崎らしい坂道を描いてくれたのは本当にありがたかった。
香焼のあのトンネル前の団地はナイスチョイスでした。わかる人しかわからん場所です。
  
何で、「大浦天主堂下」から市役所行くのに賑町通り過ぎて「新大工町」辺りに行くねん!!
ってのは長崎人ならではのツッコミですね。
僕は「長崎さるく博」には一切興味のない男です。
だから市長にはまったく興味ありません。
長崎をよく知らない人間にいきなり坂道を歩いて欲しくない人間です。
本当に生きることにより坂道を歩いて欲しいのです。
「長崎では坂道がキツイとは言わないんですね。」…言いますよw
   
解夏」も坂道が出てくるのですが、前者は生活感の溢れる細い坂道で、
後者は南山手の観光客の登る石畳の坂道でした。
僕は前者の方が結構好きですね。本当に長崎らしいですよ。
キャストも素晴らしかったし(「解夏」はヒロインが…ちょっと。。って思いましたが)、
朝の蒼もよかった。しかし…最後のあの顔は…なんなんでしょう。
まあ、みてみてくださいよ。レンタルでいいんで。
最後のあたりの貪りかたが日本人ですwうまい、わかる。うんうん、みたいなw
  
解夏」は最後がいいですね。それ言うかねって。テレビ版とは間逆に違うんで。
やっぱり邦画だね。センチな邦画だね。
カップル出して、キスして、爆破してのハリウッド映画よりも、
アンハッピーでもそのまま終わらせちゃう邦画がいいです。
だからその法則を覆した「SEVEN」「8mm」も大好きです。