何故に

人を簡単に判断する。それは僕に対して不愉快なことでしかない。人は複雑に出来ている。簡単に言っているのではないのだ。それは痛みさえ伴い、血で滲み、息を荒げながら言っているのだ。
まるでそれは当たり前だとの考え、そんなものは考え直したほうがいい。それはその次元の話ではないのだ。いとも簡単に結論を出すな。不快だ。
高校2年生のとき、僕は茶化されていた。陰口をたたかれ、不快な思いをさせられた。それは僕しか知らないことだ。誰にも言ったことがない。その悪質さはボーダーを持っていて、不快の限界と虐めのボーダー上にあった。だから、誰に言っても仕方の無いことだった。それを行ったのは野球部のやつだった。それから僕の人生は変わった。不快な思いのする教室から姿を消し、相談室に席をおくことにしたのだ。