僅か

僕はその僅かで生きていける。
何となく…だけど今日はいい日になりそうだ。
逢いたい人に逢える日は誰だってそうに違いない。「傷つけそうで会えない」って訳ではない。確かに僕にはそんな人間が何人かはいる。
 

  
夜になって雨が降る。過去を背負わずに肩で風を切って歩き回る奴がいる。
それは結構女性であることが多い。何も気にせずにのうのうとしているから、ババアになるのだ。三十才超えれば見られもしない。
その気持ち僅かでそうなるのだから、仕方がない。