メタファー。

さびた手すり。意味はないメタファー。

今、昔のとある事件の文章を読んでいる。卑劣で最悪な、現実的のようにも感じるが、それはエアーポケットに入ったような非現実的な時間が流れている。被害者は取り残され、加害者は理不尽に軽い刑を終え、今、我々がいる社会に復帰している、現実。

そういえば、4人を轢き逃げした犯人の最高刑が懲役20年だという。危険運転致死…普通は最高死刑でしょう。ナイフで殺すより車で何回も轢いたほうがいいみたいだ、なんて極論が書けてしまうこの世の中。

少しずつ、今の自分のおかれた環境、なんてものを感じている。
様々なメタファー*1を用いても、うまく表現できないだろう。しかし少しだけ言えることは、今の状態では納得いかないってことだ。今の僕は全てをするりと通り抜けようと試みている。それは確かに必要で、上位の手段なのかもしれない。でも、手に残る衝動を感じたいと思って生きている、今の僕にとってそれはあまりに優等生的ではなかろうかと思っている。もっとガサツに、もっと乱暴に生きるべきなのでは…。
今の僕に送るメタファー。粗雑にあれ。迂回するな。
まぁ、ショーケンみたいに威嚇と疑念と無自覚にはなりたくはないが。あの人を見ていると、ジャンキー*2を見ているようだ。まさに愚か者だ。

*1:修辞用語

*2:麻薬中毒