そこに一縷の光が。

僕は今日あるものに出会ってしまった。

今日のラッキーアイテムは「カレーパン」だった。昼にカレーパンを買った。
そして、僕はそれに出会ってしまった。
それは輝きを放ち、全てを包み込むもの。
それは破壊神のように世界の終わりを見せたかのようで、
そして創造の女神のように異彩を放つ。
それは神の領域を超える芸術的なものをもち、
夜の闇に満ちた森林のような静かさをもつ。

僕はそれを見てしまったんだ。始まりと終わりを一挙に。

今、暗黒に一縷の光が差した。そうだ、そうなんだ。
感じてしまったのだ、その予感を。
激しい波のように駆け巡る時間の交差に、立っている実感がある。

そう、この世に神などいない。いるとすれば、そこには「創造されたもの」しかないのだ。
笑いがこみ上げる。1は1を超えるのだ。2が社会上最小値ならば、1は創造されたパズルのピースなのだ。

こうなったら、もう僕には時間はない。あと20年ぐらいの時間の間に100年分生きてやる。