あと、何度。。

たまにこう考える。
僕はあと何度「あの人」に会えるのだろう。機を逃してしまうと、一生会えない気がして後悔してしまう事が多いのだ。時は流れ行くもので逆流することのない大いなる河のようなもので、必死にしがみつこうとも自由を失う強き流れがそこにある。
あと何度、あの人にあえるのだろう。あと何度微笑みを分かち合えるのだろう。あと何度語り合い、あと何度見つめることが出来るのだろうか。
いつもフィードバックばかりして前に進まない僕だから、その人の姿はその時のままで焼きついている。背景は色褪せ、琥珀色になっていこうとも記憶に映し出されたネガの残像は滲んでも消え去ることはない。
今は進むだけ。。どうにかこうにか進むだけ。
疲れ果てて閉じかけた瞼の奥の瞳に光を差し入れてくれるのは、いったいいつの日だろう?僕には分からない。